弊社・七彩工房のような広告写真を扱う撮影スタジオを始め、プロカメラマンが撮影する写真にはいくつか種類があります。
大きく分けると以下の3つに分類されます。
- 広告写真(商業写真)
- 営業写真
- 報道写真
本記事では、弊社の本業について知って頂くため、3つの写真の違いについて解説し、広告写真とは何なのかについてご説明していきます。
広告写真とは何か、どのようなときに撮影するのか、他の写真とはどう異なるのか理解を深めて頂けますので、ぜひ最後までご覧ください。
広告写真とは?
広告写真とは、商品やサービスなどの宣伝、広告を目的とした写真を指します。別名、商業写真とも呼ばれます。
商品の認知度拡大、購買意欲の訴求、イメージ向上といった目的で撮影されます。
例えば、以下のような写真が、広告写真としてあげられます。
- 電車内や駅の中で見かけるポスター掲載写真
- 雑誌に掲載される写真
- 通販サイトに掲載する商品の写真
- 商品や企業のホームページに利用する写真
- SNSやWebサイトの広告として出る商品写真
- 飲食店のメニューやPOPの写真
- 説明書や販売促進のための実際に使用している写真
普段、私たちが生活する中で見かける写真はもちろんですが、飲食店内のメニューに掲載されている料理の写真も広告写真として扱われます。
広告写真以外の2つの写真
広告写真以外の写真には、営業写真と報道写真の2つがあります。
それぞれどのような写真なのか、広告写真とはどのように異なるのか、詳しく説明していきます。
写真の種類1:営業写真
営業写真の多くは、一般顧客から依頼を受けて撮影した写真を指します。
思い出を形として残すウェディングフォトや七五三の記念写真、履歴書などに用いる証明写真が例としてあげられます。
営業写真には以下のような種類があります。
- 七五三や入学卒業、成人式のような節目で撮影するポートレート撮影
- ウェディングフォトや前撮り、マタニティフォト
- 就活やマイナンバー、パスポート用の証明写真撮影
- 学校行事(卒業式、修学旅行など)で撮影されるイベント記録撮影
- 婚活やビジネスのプロフィール写真
主に「記録」や「証明」を目的とした撮影であると言えるでしょう。
写真の種類2:報道写真
報道写真とは、報道内容を視覚的に伝えることを目的として撮影される写真です。
広告写真や営業写真とは異なり、事実を的確に伝えることが求められます。
災害や戦争の状況を伝える写真や、火事や事故の現場写真だけでなく、芸能人のスキャンダル写真も報道写真に含まれます。
広告写真、営業写真、報道写真の違い
3つを比較すると、広告写真、営業写真、報道写真では「目的」「対象」「依頼元」が異なります。
▼広告写真
撮影目的:宣伝、広告
撮影対象:商品、モデルなど
依頼元 :企業、自治体など
▼営業写真
撮影目的:記録
撮影対象:人物、風景など
依頼元 :消費者
▼報道写真
撮影目的:伝達、記録
撮影対象:人物、事象、現場など
依頼元 :消費者
商品やサービスを宣伝するための「広告写真」
思い出や行事を記録するための「営業写真」
報道を視覚的に伝達するための「報道写真」
というように、各写真における役割や要素が異なります。
撮影をするにしても、対象や目的が異なることで写真が持つ価値が変わってくるのです。
この中で、弊社・七彩工房では「広告写真」を中心に撮影しております。
広告写真を撮影する重要性
ここからは、広告写真の重要性について紐解いていきます。
なぜ広告に写真を起用するのでしょうか?中には莫大な費用をかけてタレントを起用し、広告を打つ企業も少なくありません。
「お金をかけてまで広告写真を撮る必要があるのか?」という疑問について解説していきます。
商品の認知度を高める
広告写真を撮影する目的の一つ目は「認知度を高める」ことです。
どんなに優れた商品でも知る機会がなければ、購買に繋げることはできません。
商品を購入してもらうためには、消費者に買う・買わないの選択をしてもらう前に、商品について知ってもらう必要があります。
そこで広告写真が重要になります。
商品写真を掲載して、実際に広告を行うことで「こんな商品があります!」というメッセージを消費者に伝えることができるのです。
商品価値を高める
広告写真を撮影する目的の二つ目は「商品価値を高める」ことです。
アパレルブランドがファッションモデルを起用したり、大企業がタレントをキャスティングしたりするのはなぜでしょうか?
足の長いスラッとした人が着ている服は綺麗に見え、好感度の高いタレントがPRをしている企業には好感が持てる。
その理由はモデルによる「商品価値、企業(ブランド)イメージの向上」が働くためです。
消費者は、広告に掲載されたモデルへのイメージと、商品や企業(ブランド)のイメージを結びつける傾向があります。
そのような背景から、広告写真を撮影することで、商品価値やイメージの向上に結びつけることが可能になるのです。
実際に商品を使っている(食べている)ところを想像させる
広告写真を撮影する目的の三つ目は「使っている(食べている)ところを想像させる」ことです。
例えば、調味料やプラモデル、ヘアカラーリング剤など、実際に使ったり作ったりしないとイメージが湧かないような商品があります。
そのような商品は完成イメージを示し、消費者の想像を促します。
広告写真を見ることで、消費者は実際に商品を利用しているイメージを膨らませることができるのです。
人は想像できることによって、購買意欲が高まっていく特性があります。
逆に、いくら優れた商品を紹介されても、その商品をどうやって使うのか、使うことでどのような変化があるのか想像できなければ購入まで至りません。
商品の大きさや質感、使っている様子を写真を通して伝えることで、販売促進に繋がります。
例えば、飲食店のメニュー写真を想像してみてください。
きれいに配膳されたメニューに、彩りの良い美味しそうな料理の写真を見て、店舗の入店を決めたり、注文するメニューを決めたりすることがあると思います。
このように写真によって売り上げを伸ばすことに繋がるのです。
広告写真を撮影するなら広告写真専門の写真スタジオがおすすめ
では、実際に広告写真を撮影するなら、どのような所に依頼するのがいいのでしょうか?
より販売促進効果のある広告写真を撮るのなら、広告写真の撮影を専門とする写真スタジオがおすすめです。
なぜ、専門の写真スタジオの利用をおすすめするのか?その理由について解説していきます。
理由1:撮影のノウハウ
商品撮影にもモデル撮影にも、撮影に必要なノウハウがあります。
どのようにライトを当てたら良いか?商品の背景はどうするべきか?モデルにはどんなポーズを取ってもらうか?
カメラマンが多数在籍するスタジオがあれば、商品撮影やモデル撮影におけるノウハウの持ったカメラマンが手配可能です。
理由2:撮影に合ったキャスティング
カメラマンには、商品撮影が得意なカメラマンもいれば、モデル撮影を好むカメラマンもいます。
カメラマンが複数名いれば、撮影に合ったキャスティングが可能です。
理由3:スタジオの設備
スタジオの設備も重要です。
車のような大型の商品撮影なら、それが入る搬入口やスペースがあるのか?
フードの撮影なら、キッチンや冷凍冷蔵庫はあるのか?
モデルの撮影なら、フィッティングルームがあるのか?
撮影内容によって、必要な設備や機材も変わってきます。
七彩工房は広告写真専門の写真スタジオ
七彩工房は60年の歴史がある広告写真専門の撮影スタジオです。
スタジオは東京に1箇所、大阪に2箇所あります。
いずれのスタジオも規模が大きく、大型の撮影はもちろんキッチンも用意しているのでフード写真の撮影も可能です。
まとめ
広告写真とは何か、営業写真や報道写真との違いは何かということを解説してきました。
3つの写真の特徴を簡単に表すと、以下のようになります。
- 広告写真:商品、企業、ブランドの認知度や価値を高める写真
- 営業写真:記録として残す写真
- 報道写真:報道内容を視覚的に伝える写真
こちらの記事を参考に、それぞれの写真の違いについて理解してもらえれば幸いです。
魅力的な広告写真を撮影したい!という方は、ぜひ経験豊富な七彩工房へお問い合わせください。